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【ビジネスの裏側】“爆買い”特需なく、2年連続赤字で見切りも…相次ぐ郊外型百貨店の撤退

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 特に堺北花田阪急は開業から11年ほどしか経っておらず、あまりにも早い撤退が業界に与えた衝撃は大きかった。業界で「勝ち組」とされる阪急阪神百貨店がわずか2年連続の赤字であっさり見切りをつけたのは、事業環境をめぐって2つの大きな誤算があったためだ。

百貨店の高付加価値には限界も

 誤算の1つは立地をめぐる事業環境の激変だった。大阪府南部でショッピングモールやアウトレットモールなど大型商業施設の進出が相次いだことから、利用客数や売り上げに大きな逆風となった。

 26年10月にららぽーと和泉(大阪府和泉市)、28年3月にイオンモール堺鉄砲町(堺市堺区)が出店。アリオ松原(大阪府松原市)も29年以降の開業準備を進めている。特にイオンモール堺鉄砲町は、イオンリテールが堺北花田阪急と同じSCに入居しているにもかかわらず、直線距離5キロメートル未満の近距離に開業したことに「イオン同志で顧客を食い合うのでは」と懸念する声もあった。

 また、大阪市営地下鉄御堂筋線で約10分に立地する近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)が26年2月にあべのハルカスの完成と合わせて全面開業。近鉄百貨店本店自体は当初計画に比べ苦戦しているものの、堺北花田阪急にとって大型百貨店の立ち上がりは少なからず影響はあったとみられる。

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