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【衝撃事件の核心】「睡眠妨害だ!」住民ブチ切れ、ペット施設〝鳴き声テロ〟 騒音トラブル法廷闘争の顛末

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【衝撃事件の核心】
「睡眠妨害だ!」住民ブチ切れ、ペット施設〝鳴き声テロ〟 騒音トラブル法廷闘争の顛末

ある日突然、自宅の隣地に設営されたペットサロンの犬繁殖・飼育施設。平穏に暮らしていた夫婦はそれ以来、犬などの鳴き声の「騒音」で睡眠不足に悩まされることに。法廷闘争の結末は… ある日突然、自宅の隣地に設営されたペットサロンの犬繁殖・飼育施設。平穏に暮らしていた夫婦はそれ以来、犬などの鳴き声の「騒音」で睡眠不足に悩まされることに。法廷闘争の結末は…

鳴き声は規制対象外

 騒音問題に詳しい八戸工業大大学院の橋本典久教授(音環境工学)によると、犬の鳴き声は5メートル離れた距離で最大約95デシベルと、かなり大きな音だという。

 また、鳴き声は散発的に発せられる「衝撃的な音」であり、同じ大きさであっても一定に鳴り続ける音より格段にうるさく感じる。

 騒音について定めた騒音規制法は、大きな騒音を発する機械のある工場や建設現場を規制対象としているが、動物の鳴き声は対象になっていない。

 だが、家庭にペットが定着するにつれ、犬や猫の繁殖業者が増え、ペット可のマンションも増加。動物の鳴き声は昔よりも市民の生活に身近なものになっており、しばしばトラブルの原因となっている。

 最近ではペットの鳴き声だけでなく、保育園や幼稚園から漏れる子供たちの声も騒音問題として取り上げられるなど「騒音を許さない考え方が定着してきている」(橋本教授)。

 トラブルを避けるためには、どんな対策が求められるのか。橋本教授は「一定数以上の動物を飼育する業者やブリーダーに対しては、防音設備のある施設内での飼育を定めるなど、動物の鳴き声についても新たな法整備が必要だ」と提言している。

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