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【衝撃事件の核心】「睡眠妨害だ!」住民ブチ切れ、ペット施設〝鳴き声テロ〟 騒音トラブル法廷闘争の顛末

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【衝撃事件の核心】
「睡眠妨害だ!」住民ブチ切れ、ペット施設〝鳴き声テロ〟 騒音トラブル法廷闘争の顛末

ある日突然、自宅の隣地に設営されたペットサロンの犬繁殖・飼育施設。平穏に暮らしていた夫婦はそれ以来、犬などの鳴き声の「騒音」で睡眠不足に悩まされることに。法廷闘争の結末は… ある日突然、自宅の隣地に設営されたペットサロンの犬繁殖・飼育施設。平穏に暮らしていた夫婦はそれ以来、犬などの鳴き声の「騒音」で睡眠不足に悩まされることに。法廷闘争の結末は…

 「夜に鳴いていた犬が明け方、寝始めてやっと静かになったと思ったら、今度は朝を告げるニワトリが鳴く。安眠できる日はなかった」。妻は眠れずに過ごした“悪夢”のような日々をそう振り返った。

 ペットサロンの経営者に「一晩でいいからここに泊まれば、自分の犬がどれだけうるさいか分かりますよ」と苦情を言ったこともあるが、取り合ってもらえなかった。

 訴訟で夫は、騒音で何度も起こされて睡眠不足になり、「仕事中に居眠りして会社での信用を失ったり、バイクの運転中に事故を起こしそうになったりした」と訴えた。

 妻も「騒音のせいで夜に自宅でしていた仕事の作業効率が落ち、納期に間に合わずに仕事を打ち切られた」と、深刻な影響が出ていると主張した。

 ペットサロン側は「犬の騒音は受忍限度を超える水準に達していない」と反論したが、今年2月の大津地裁判決は、騒音計のデータから「環境基準を上回る騒音が恒常的に(自宅内に)入ってきている」と認定。「受忍限度を超えており、原告らの睡眠に影響を生じさせたとみるのが相当だ」と判断し、夫婦が騒音被害を受けた25年3月~27年10月までの32カ月について、夫に対して月額5千円、妻に対して月額2500円の慰謝料を支払うよう命じた。

 だが、認容額が一部にとどまったことから、夫婦は判決を不服として大阪高裁に控訴。高裁は8月、妻の慰謝料を夫と同じ月額5千円に引き上げる判決を言い渡した。

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