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【関西の議論】クラフトビールに「デザイン権」大阪・オフィス街に醸造所…「自分好み」の味で差別化

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【関西の議論】
クラフトビールに「デザイン権」大阪・オフィス街に醸造所…「自分好み」の味で差別化

大型のへらで鍋の中の麦芽をかきまぜて糖分をつくりだす「糖化作業」。ちょっとした温度の違いで味が変わってしまうデリケートな作業だ=大阪市中央区 大型のへらで鍋の中の麦芽をかきまぜて糖分をつくりだす「糖化作業」。ちょっとした温度の違いで味が変わってしまうデリケートな作業だ=大阪市中央区

 平成6年の酒税法改正で全国的なブームとなった「地ビール」。一時は下火となっていたが、最近では「クラフトビール」と呼ばれてブームが再燃している。日本地ビール協会によると、全国には約260カ所もの醸造所がしのぎを削っており、来店客を対象にした醸造体験といったサービスを打ち出すなどあの手この手で差別化を図る動きが活発化している。そんななか、日本人による国産ビール発祥地といわれる大阪に、新たな醸造所が誕生した。小型醸造所とビアダイニングを一体化した新業態で、「自分好み」のビールが製造できるとあって注目を集めている。(高橋義春)

全国でわずか5カ所…仕込みから醸造体験

 大阪市中央区のオフィス街の一角にある「ブリューパブ・テタールヴァレ」。店内に設けられた醸造所で、オーナーで醸造士の松尾弘寿(こうじ)さん(33)がスタッフに指導を行っていた。

 来店客を対象にした醸造体験では、(1)麦芽を湯に漬けて麦芽に含まれるデンプンから糖分を作り出す「糖化」(2)麦芽と水が混ざった状態から麦芽だけを取り除く「濾過(ろか)」(3)残った麦汁にホップを加えて沸騰させる「煮沸」-の3つの工程が楽しめる。

 そのなかで、風味に影響する重要な工程とされるのが(1)だ。最大のポイントはかき混ぜる際の温度管理で、65~70度を保たなければならない。「70度寄りにするか、65度寄りにするかでも糖分の質が変わってしまうデリケートな作業です。そのために、作業をサポートするスタッフにもきちんと指導する必要があります」と松尾さんは解説する。

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