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【再起 あしたへ-紀伊半島豪雨5年-(中)】住み続けられる集落に 豪雨きっかけに再生図る過疎の奈良・十津川村

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【再起 あしたへ-紀伊半島豪雨5年-(中)】
住み続けられる集落に 豪雨きっかけに再生図る過疎の奈良・十津川村

復興住宅が建ち並ぶ奈良県十津川村高森地区。村内産の木材を利用した住宅は、村の景観に溶け込んでいる(濱川太一撮影) 復興住宅が建ち並ぶ奈良県十津川村高森地区。村内産の木材を利用した住宅は、村の景観に溶け込んでいる(濱川太一撮影)

 真夏の強い日差しを受け、畑に植えられたトマトやナスが輝く。「これ以上の暮らしはないですよ」。奈良県十津川村の集落、高森地区の村営復興住宅に暮らす岡敬子さん(80)は満足げな笑顔をみせた。

 自宅は豪雨でも無事だったが、2年間仮設住宅で暮らした。「また大雨が降ったら、高齢の自分はお荷物になる」。もとの集落には戻らず、2年前に復興住宅へ入居した。今は三男と2人暮らし。近所の人との交流や毎日の畑作業が生きがいだ。

 一方、乾正清さん(83)、よしこさん(82)夫妻は2年間の仮設住宅生活後、桑畑地区の自宅に帰った。村からは高森にある復興住宅への住み替えを打診されたが、断った。「家賃もかかるし人付き合いの気遣いもある。やっぱり慣れた土地に残るほうがええ」。ここで生涯を終えたいと思っている。

 交流拠点を整備

 豪雨当時、山間部の道路が崩壊し、孤立する集落が相次いだ十津川村。人口減少と過疎化が急速に進む中、村は豪雨を機に「集落の再編」を加速化させ、復興の次の段階の村づくりを進めている。

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