産経WEST

復元・尼崎城、今秋着工へ-旧ミドリ電化創業者が寄付、完成イメージ図公開

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


復元・尼崎城、今秋着工へ-旧ミドリ電化創業者が寄付、完成イメージ図公開

再建される尼崎城のイメージ図(尼崎市提供) 再建される尼崎城のイメージ図(尼崎市提供)

 兵庫県尼崎市は30日、阪神尼崎駅南側の城址公園(同市北城内)で復元計画が進められている「尼崎城」の外観イメージ図を公開した。昨年11月、家電量販店の旧ミドリ電化(現エディオン)の創業者、安保詮(あぼ・あきら)氏が創業の地に恩返しがしたいと市に寄付することを発表。安保氏や専門家らが過去の資料をもとに検討を重ね、イメージ図や構造などを市に提示した。

 市に示された計画によると、復元される尼崎城は、実際にあった場所から北西約300メートルにある同公園の中央付近に建設。天守は高さ約23メートルの5階建てで鉄筋コンクリート造りで、1階はホールや売店、2~4階は展示室、最上階の5階は展望室として利用することを想定している。予算や維持管理の観点から木造ではないが、大きさや形は当時の城を忠実に再現するという。

 尼崎城は1618(元和4)年に尼崎藩主の戸田氏鉄が築城。明治6年の廃城令で取り壊された。復元する城は今秋に着工し、築城400年を迎える平成30年の完成を目指す。

 安保氏らは寄付発表以降、大垣城(岐阜県大垣市)や清洲城(愛知県清須市)を視察。市立文化財収蔵庫に残る文献などをもとに再建する城の大きさや建築場所、構造などについて検討してきた。

 市の担当者は「イメージが示され、尼崎城の再建が具体的になってきた。寄付後の施設運営に向け、準備を進めたい」と話した。

「産経WEST」のランキング