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【正木利和のスポカル】リオ伝説が一転…東京五輪はスーパースターなき祭典? 怪物の時代終焉しるす記念碑?

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【正木利和のスポカル】
リオ伝説が一転…東京五輪はスーパースターなき祭典? 怪物の時代終焉しるす記念碑?

男子200メートル準決勝で笑顔でゴールするウサイン・ボルト=リオデジャネイロ(共同) 男子200メートル準決勝で笑顔でゴールするウサイン・ボルト=リオデジャネイロ(共同)

 リオデジャネイロ五輪が閉幕し、急に寂しくなった。

 五輪ロスとでもいうべきか。

 なるほど、オリンピックは4年に一度のお祭り、とはよく言ったものである。

 始まる前には、やれ施設は大丈夫か、とか、ジカ熱はどうよ、治安悪すぎなどなど、現地から不安をあおるような情報がもたらされた今大会だったが、終わってみれば大成功だったといっていい。

 ■伝説のリオ

 ひとえに日本選手の活躍のおかげ、といいたいのだが、全体を見渡してみれば、それはあくまでローカルな話題にすぎないように思える。

 やはり、水泳、陸上といったオリンピックの花形競技でスーパースターたちがスーパースターとしての活躍をしたから、ここまでの盛り上がりをみせた、といえるのではないか。

 前半のメーンである競泳の立役者は、5個の金メダルを獲得したマイケル・フェルプス(米国)だった。個人種目では200メートル個人メドレーなど2個、リレーメンバーとしても3個の金。2004年のアテネ大会から積み上げてきた数は、この大会を終えて史上最多の「23」になった。

 後半の陸上競技では、もちろん100メートル、200メートル、400メートルリレーで金メダルを獲得したウサイン・ボルト(ジャマイカ)である。ボルトは2008年の北京大会でこの3種目に金メダルを獲得して以来、これで3大会連続の「トリロジー(3部作)」を達成してみせたのだった。こちらも、リオを終えて金の数は9個。陸上では、あのカール・ルイス(米国)らに並ぶ金メダルを誇るアスリートとなった。

 だから、後世の人々が振り返ったとき、リオはスーパースターたちが「伝説」を作った大会として記憶されている、ということになるのだろう。

 ■消えるスーパースター

 4年後の東京に、この祭典がやってくる。

 しかし、リオの主役となった水・陸の王者が、競技者としてその舞台に立つ可能性は、これまでの彼らの発言を総合すると、かなり低いとみられている。

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