産経WEST

【衝撃事件の核心】「面汚し!」町長がサンドバッグ状態に ダイオキシン無断処理で住民怒り心頭、一向に解決の兆し見えず

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「面汚し!」町長がサンドバッグ状態に ダイオキシン無断処理で住民怒り心頭、一向に解決の兆し見えず

紛糾する豊能郡環境施設組合のダイオキシン無断処分問題。組合管理者の田中龍一・大阪府豊能町長(中央)は住民から「面汚し」などと罵倒され、町長選への立候補を断念する事態に追い込まれた 紛糾する豊能郡環境施設組合のダイオキシン無断処分問題。組合管理者の田中龍一・大阪府豊能町長(中央)は住民から「面汚し」などと罵倒され、町長選への立候補を断念する事態に追い込まれた

 大阪府能勢町、豊能町でつくる豊能郡環境施設組合の高濃度ダイオキシンに汚染された廃棄物が、神戸市に無断で同市内に埋めて処分されていた問題がなかなかおさまらない。7月7日に発覚し、神戸市からの撤去期限である8月31日まで1週間を切ったが、まだ廃棄物の撤去は完了しておらず、撤去後の処分方法も不透明なままだ。この間、秘密裏に仮保管場所を選定した組合の対応に住民らは怒りを爆発させ、住民説明会や町議会では怒号が飛び交う事態に発展。組合管理者の田中龍一豊能町長は「豊能町の面汚し!」とヤジを浴びるなどサンドバッグ状態となり、すでに出馬表明していた9月の町長選への立候補も断念した。そんな中で廃棄物を分析した結果、ダイオキシンが健康に被害を与える恐れがないことが25日に判明した。組合は今後、住民説明会を開いて改めて理解を求める方針だが、期限に間に合うかは予断を許さない状況だ。

「町長宅の庭に置け!」

 「私たちの住む場所に置くのはやめてほしい。本当にお願いします」

 8月6日、豊能町立吉川中学校で行われた住民説明会。マイクを握った住民の女性は、組合トップの田中町長の目の前で涙ながらに土下座し、ダイオキシンを含む廃棄物を搬入しないよう懇願した。

 説明会は5日に隣接の兵庫県川西市、8日は廃棄物の仮保管場所の候補地の豊能町木代地区、10日には同じく候補地の同町光風台地区で開かれた。

 田中町長は「廃棄物は最終処分できる状態にあり、安全管理については万全を期している」と繰り返すばかり。データに基づく安全性の証明や、処分のために支払った9650万円もの巨額の費用の具体的な使い道への言及はなく、説明と呼ぶにはほど遠かった。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「面汚し!」町長がサンドバッグ状態に ダイオキシン無断処理で住民怒り心頭、一向に解決の兆し見えず

「産経WEST」のランキング