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女性の自閉スペクトラム症患者にも安全 ホルモン剤投与で子宮の状態など確認 福井大

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女性の自閉スペクトラム症患者にも安全 ホルモン剤投与で子宮の状態など確認 福井大

 福井大などの研究チームは23日、対人関係が苦手な自閉スペクトラム症の症状を改善するとされるホルモン「オキシトシン」の臨床試験の成果を米科学誌電子版に発表した。チームによると、同様の研究で初めて女性患者の子宮の状態やホルモン値を観察。女性にも安全に使用できると確認した。

 自閉スペクトラム症は、自閉症やアスペルガー症候群の総称。厚労省によると、自閉症の発症頻度は男性が女性の4倍。男性患者が多いため、これまでの研究では女性患者への安全性は注目されてこなかった。

 オキシトシンは男女ともにあるホルモン。他人との信頼関係の構築に関係するとされる。母乳を分泌させたり、出産時に子宮を収縮させたりする働きもある。女性に投与すると、ホルモンバランスの異常などが起きるとの懸念があった。

 研究チームは、女性患者計13人に12週間程度、オキシトシンを点鼻。今回初めて産婦人科が診察し、試験の前後や最中で乳汁漏れなどの異常がないか調べた。

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