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【衝撃事件の核心】「見たことない素人のわいせつ写真」欲に目がくらんだ元警部補 相次ぐ警察不祥事にみるモラルハザード

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【衝撃事件の核心】
「見たことない素人のわいせつ写真」欲に目がくらんだ元警部補 相次ぐ警察不祥事にみるモラルハザード

検視先から現金、家宅捜索先からはわいせつ写真…。兵庫県警の警察官が起こした異例の事件は警察の信頼を大きく揺るがした。2人は公判で後悔の言葉を口にしたが、犯行当時は偽装・隠蔽工作にも手を染めていた 検視先から現金、家宅捜索先からはわいせつ写真…。兵庫県警の警察官が起こした異例の事件は警察の信頼を大きく揺るがした。2人は公判で後悔の言葉を口にしたが、犯行当時は偽装・隠蔽工作にも手を染めていた

 5月14日昼、当時、県警灘署組織犯罪対策課に所属していた元警部補は、同僚とともに覚醒剤事件の関係先として神戸市灘区の50代男性宅を家宅捜索した。捜索では覚醒剤が見つかり、男性は現行犯逮捕されたが、その際、男性が「鍵がない」と話したことから元警部補らは無施錠のまま署に戻った。

 約7時間後、勤務を終え、自家用車で帰宅中だった元警部補は、あることを思い出していた。家宅捜索で、素人の女性の裸体が写ったポラロイド写真など大量のわいせつ写真やCD-ROMを発見したことを。

 「もう一度、写真を見たい」

 そう思い立つと、男性宅に向かった。そして無施錠の玄関から侵入すると、複数のわいせつ写真とCD-ROMを盗んでしまったのだ。

 だが、帰ろうと男性宅を出たところで、施錠のためにやってきた男性の友人と鉢合わせた。元警部補は名前や身分を尋ねられたが「被害者の友人」などと言い張り、立ち去った。

「忘れ物をした」と隠蔽工作

 こちらの元警部補も、犯行の発覚を恐れ、隠蔽工作に乗り出す。

 上司に「被害者宅にルーターを忘れ、探しに行ったら友人と鉢合わせした」と虚偽申告し、盗んだ写真やCD-ROMを捨てた。

 だが、ルーターを探すために男性宅に忍び込んだとする住居侵入容疑での捜査の過程で、男性宅から盗んだ全裸の女性が写ったポラロイド写真1枚が、元警部補の車のサンバイザーに挟んであるのが見つかり、犯行が発覚した。

 元警部補は被告人質問で、「今まで見たことのないような、明らかに素人の写った写真だった」と、どうしても家宅捜索先で見たわいせつ写真が欲しくなった理由を告白。数々の偽装工作は「自己保身に走った。私自身の弱さからやってしまった」と悔いた。

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