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【衝撃事件の核心】「見たことない素人のわいせつ写真」欲に目がくらんだ元警部補 相次ぐ警察不祥事にみるモラルハザード

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【衝撃事件の核心】
「見たことない素人のわいせつ写真」欲に目がくらんだ元警部補 相次ぐ警察不祥事にみるモラルハザード

検視先から現金、家宅捜索先からはわいせつ写真…。兵庫県警の警察官が起こした異例の事件は警察の信頼を大きく揺るがした。2人は公判で後悔の言葉を口にしたが、犯行当時は偽装・隠蔽工作にも手を染めていた 検視先から現金、家宅捜索先からはわいせつ写真…。兵庫県警の警察官が起こした異例の事件は警察の信頼を大きく揺るがした。2人は公判で後悔の言葉を口にしたが、犯行当時は偽装・隠蔽工作にも手を染めていた

偽装…弟に潜入指示

 ここから元補助官は偽装工作を始める。

 女性が現場に来た警察官の関与を疑っていることを知ったからだ。また、上司から、後日ポリグラフ検査を受けるように言われ、女性がガレージの現金に気づけば捜査がストップすると思い、実弟にガレージ工事の工務店員を装って女性宅に行くよう指示した。

 女性とともにガレージ内に入って女性に現金を見つけさせようと、一芝居打たせようとしたのだ。

 実弟は女性宅に赴いたが、不審に思った女性からガレージ内への立ち入りを断られ、あえなく失敗。次に「ガレージ奥に金が置いてある」と匿名の電話をかけたが、これも不発に終わった。ようやく観念し、ポリグラフ検査の当日、上司に犯行を告白した。

 公判で元補助官は罪を認めた。「魔が差した犯行」としたが、一方で、「仕事のストレスで数年前からパチンコや競馬などのギャンブルにはまり、妻に内緒で約250万円の借金をしていた。借金返済を迫られていたわけではないが…」との背景事情もあった。

 検察側は論告で「警察官の信用を逆手に取った。犯行の発覚を防ぐために工作しており、犯行後の情状も悪い」と懲役2年を求刑。判決公判は9月2日に開かれる。

わいせつ写真を「もう一度見たい」

 元補助官が初公判の証言台に立った同時刻。神戸地裁の別の法廷では、住居侵入と窃盗の罪に問われた県警の元警部補(55)の初公判が始まっていた。元警部補が盗んだのは、現金ではなくわいせつ写真だった。

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