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大臣も市長も学んだ関大天六学舎 解体されウクレレに

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大臣も市長も学んだ関大天六学舎 解体されウクレレに

廃材で作った関西大学天六学舎体育館ウクレレ(提供写真) 廃材で作った関西大学天六学舎体育館ウクレレ(提供写真)

 戦後から高度経済成長期にかけて働きながら夜間に学ぶ学生を支え続け、昨秋解体された大阪市北区の関西大学天六キャンパス(旧称・天六学舎)。85年の歴史を刻んだ校舎の中で象徴的な存在だった体育館の廃材を使ったウクレレを、豊中市在住の美術家が制作した。床板やバスケットゴールの板、女子更衣室の床などの材料とともに、さまざまな思い出も凝縮。来月行われる天六学舎の記念碑除幕式で披露されるほか、10月からは関大博物館で展示予定だ。(芦田彩)

平行棒にバスケットゴール、床板

 取り壊される建築物の廃材でウクレレを制作することで、過去の記憶を残す活動を全国で行っている豊中市の美術家、伊達伸明さん(51)が手がけた。

 その名も「関西大学天六学舎体育館ウクレレ」。床板が使われたボディーには黄色いラインテープがあり、一目で「体育館」と分かる。ネックには平行棒の一部、ヘッドにはバスケットゴール板の黒縁、側面には女子更衣室の床をそれぞれ使用した。ボディー内部には器具庫にあった「整理整頓」と書かれた貼り紙もそのまま使われている。

 在学中、バスケットボール部の活動で天六学舎を毎日利用していた関大の池内啓三理事長(73)は「体育館ではみんなで譲り合いながら、限られた時間に集中して練習していた。そんな思い出の詰まった場所がウクレレになって音色を響かせるとは」と驚く。

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