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【銀幕裏の声】八幡空襲で「屠龍」はB29に体当たりし2機を撃墜した…“翼”を奪われた陸軍航空部隊の真実、エリート技術将校の証言(上)

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【銀幕裏の声】
八幡空襲で「屠龍」はB29に体当たりし2機を撃墜した…“翼”を奪われた陸軍航空部隊の真実、エリート技術将校の証言(上)

旧陸軍の二式複座戦闘機「屠龍」(梅田さん提供) 旧陸軍の二式複座戦闘機「屠龍」(梅田さん提供)

翼を奪われた航空部隊

 梅田さんは大正10年、東京都生まれ。父が海軍軍人だった梅田さんは迷わず軍人の道を選び、陸軍予科士官学校から陸軍航空士官学校へと進んだ。陸軍少尉となった梅田さんが配属されたのは兵庫県・加古川を編成地とする飛行第13戦隊だった。

 「私が配属された当時、13戦隊は加古川からウェワクへと移動していました。私は爆撃機などを乗り継いで島の基地を目指しました」

 18年8月、東京・立川の飛行場から爆撃機に乗ってマニラからダバオ、アンボンなどを経由して、9月、ニューギニアのウェワクの基地の飛行場に着任した。

 だが、そこで梅田さんが見た光景は壮絶だった。

 「着任直前、米軍の大規模な空襲により、日本軍の基地はすでに壊滅状態だったのです…」

 梅田さんがウェワクに着任したとき、同基地に数十機集められていたはずの屠龍のほとんどが空爆により大破。「まともに飛行できる屠龍は1、2機しかありませんでした」

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