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【伊方3号機再稼働】「新しい産業もない。原発と歩んでいく」 人口1万人の伊方町、原発と再び向き合う住民

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【伊方3号機再稼働】
「新しい産業もない。原発と歩んでいく」 人口1万人の伊方町、原発と再び向き合う住民

中央制御室で作業を行う運転員ら(代表撮影) 中央制御室で作業を行う運転員ら(代表撮影)

 東日本大震災後、停止していた四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)が12日、約5年4カ月ぶりに再稼働した。昭和52年の1号機の運転開始後、同町は原発と共存してきた。地元経済の活性化に期待する一方で、重大事故への不安は消えない。少子高齢化が進む人口約1万人の小さな町は再び原発と向き合うことになる。

 「新しい産業もない。これまで通り原発と歩んでいく姿勢に変わらない」。同町内で旅館を経営する三好富太良さん(69)は話す。1~3号機すべてが停止した平成24年1月以降、原発関連の作業員の宿泊は大幅に減った。「緊急時対策所を見学したが、四国電力はしっかりと安全対策に取り組んでいる。福島のような事故は起きないと信じている」と力を込める。

 漁業と農業が主要な産業だった町の財政を原発が支えている。同町によると、1号機の営業運転開始後、電源3法交付金など町の原発関連の収入は約920億円に上る。平成28年度も93億6千万円の一般会計予算のうち約22億7800万円は電源3法交付金や固定資産税など原発関連の収入が占めた。

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