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【熊本地震】あの日から4カ月…不明大学生か、遺体収容 乗用車から、上着やズボン着たままで

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【熊本地震】
あの日から4カ月…不明大学生か、遺体収容 乗用車から、上着やズボン着たままで

 熊本県は11日、熊本地震で行方が分からなくなった大学生、大和晃(やまと・ひかる)さん(22)の捜索現場の乗用車から、遺体を収容したと明らかにした。大和さん名義の銀行通帳や家族名義の自動料金収受システム(ETC)カードも見つかり、遺体は大和さんの可能性が高いとみられる。県はヘリコプターなどを使って近くの熊本県警大津署に搬送、同署で身元を確認している。

涙の父「止まった時間、やっと動き始めた」

 県などによると、現場は崩落した阿蘇大橋(南阿蘇村)の下流約400メートルの川岸で、11日は県警や消防などの約80人が朝から活動を展開。車の一部は土砂に埋まっており、地上に露出し遺体が確認された運転席付近を切り離す作業をした。

 車内からは携帯電話と右足の靴も見つかり、遺体は上着とズボンを着用した状態だった。現場で家族と作業を見守った父の卓也さん(58)は「止まったままの時間がやっと動き始めた」と涙を流した。県警によると、卓也さんら家族は同日夜、遺体が安置された大津署の部屋で焼香した。

 大和さんは4月16日未明、熊本市から阿蘇市の自宅に帰る途中、阿蘇大橋周辺の土砂崩落に巻き込まれた可能性がある。

 両親らが独自に捜索し、7月24日に車を発見。県は今月9日から約2カ月ぶりに本格的な捜索を再開した。

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