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中国に負けるな、再び燃えろ!国産ドラゴン 花火会社8年ぶり製造再開

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中国に負けるな、再び燃えろ!国産ドラゴン 花火会社8年ぶり製造再開

噴出花火「ドラゴン」を手にする太田煙火製造所の太田恒司社長=愛知県岡崎市 噴出花火「ドラゴン」を手にする太田煙火製造所の太田恒司社長=愛知県岡崎市

 中国製品に押され、8年前に国内での製造を中止した噴出花火「ドラゴン」。開発した太田煙火製造所(愛知県岡崎市)が国産花火の伝統を守ろうとインターネットで資金を調達し、7月から製造を再開した。

 同社は昭和3年に創業。ドラゴンは、2代目社長の故・太田続吉さんが紙筒を使った新しい花火の開発に挑み、24年に発売した。現社長で5代目となる恒司さん(56)によると、岡崎市は繊維業が盛んで、糸を巻き付ける紙筒が簡単に手に入った。名前も、徳川家康が岡崎城で生まれた際に竜が天に昇った故事に由来するという。

 箱を開け、長さ3センチほどの紙筒から延びる導火線に点火すると、2メートルもの銀色の火柱が上がる。子供でも買える値段と手軽さが受け、最盛期の1980年代には、類似品を含めて1日3万個も作っていたが、さらに安価な中国製品に押されると、生産量は年々減少。平成20年に製造を中止した。

 恒司さんが復活に踏み切ったきっかけは「もう一度、本家のドラゴンを見たい」という友人の声。「このままでは国産花火の伝統が途絶える」という危機感もあった。

 7月にネットで小口の投資を募るクラウドファンディングを始めると、あっという間に目標額の3倍に当たる190万円が集まった。

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