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【経済裏読み】
中国の外資いびり「チャイハラ」にうんざり、今度はケンチキ・iPhone…両刃?自分の首を絞めることに
抗議活動の恰好のターゲットは、日本でも馴染みのある米系ファストフード、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)だ。
KFC創業者、カーネル・サンダース氏のイラストをあしらった店舗デザインは確かにアメリカ的だが、フライドチキンと南シナ海問題はまったく関係がない。しかも、店の従業員も客もほぼ中国人だ。それでも、KFCへの抗議は、中国全土で少なくとも十数件起きたとみられる。
携帯電話のショートメッセージなどを通じて集合時間と場所を知らせて実行。中央日報(日本語電子版)によると、KFC店舗周辺で、「先祖の面汚しをやめよ」と商品を食べないように訴えた。山東省では、小学生が教師に引率されてKFCを訪れ、「米国製品排斥、領土は一寸たりとも減らさない」とスローガンを叫んだという。
狙われたのは、KFCだけではない。
尖閣国有化で、デモは暴徒化
スマートフォンのiPhone(アイフォーン)を販売する米アップルにも矛先が向いた。
江蘇省では約100人を超える抗議集団が米アップルの販売店を取り囲んだ。