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広島の叫び今に伝える 「死者の言葉を聞きに来て」 原爆供養塔の“守り人”佐伯敏子さん

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広島の叫び今に伝える 「死者の言葉を聞きに来て」 原爆供養塔の“守り人”佐伯敏子さん

ベッドの上で原爆供養塔への思いを語る佐伯敏子さん。自身の手記「ヒロシマに歳はないんよ」は、肌身離さずそばに置いている=広島市東区 ベッドの上で原爆供養塔への思いを語る佐伯敏子さん。自身の手記「ヒロシマに歳はないんよ」は、肌身離さずそばに置いている=広島市東区

 その体験を綴った手記「十三人の死をみつめて」のほか、活動は朗読劇や本となり、全国に広がった。毎年8月5日夜に供養塔のそばで手記をもとにした朗読劇を行う大阪府寝屋川市の寺西郁雄さん(77)は「佐伯さんの死者を思う純粋な心から、あの日を教わった。それを伝えていくのが私たちの役目だ」と語る。

 被爆者の高齢化とともに伝承活動が「風化の危機」にさらされる中で、広島は6日、「あの日」から71年となる。佐伯さんは言う。

 「人間が作ったもので、人間が殺されていく。そんなばかなことは私たちだけでもう終わってもらいたい。広島が知りたかったら、供養塔にお参りください。死者たちの言葉を聞きにおいでください。それが、私の願いです」

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