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広島の叫び今に伝える 「死者の言葉を聞きに来て」 原爆供養塔の“守り人”佐伯敏子さん

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広島の叫び今に伝える 「死者の言葉を聞きに来て」 原爆供養塔の“守り人”佐伯敏子さん

ベッドの上で原爆供養塔への思いを語る佐伯敏子さん。自身の手記「ヒロシマに歳はないんよ」は、肌身離さずそばに置いている=広島市東区 ベッドの上で原爆供養塔への思いを語る佐伯敏子さん。自身の手記「ヒロシマに歳はないんよ」は、肌身離さずそばに置いている=広島市東区

 広島への原爆投下による犠牲者約7万人分の遺骨が眠る広島平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔で、自身も被爆しながら、犠牲者の死に寄り添ってきた佐伯敏子さん(96)の体験を語り継ぐ活動が全国に広がっている。佐伯さんは約40年間、供養塔の清掃活動を続けるとともに、自らの体験を若者に伝えてきた。本や朗読劇の題材となり、これらに共感した人が、現在、寝たきり状態となった佐伯さんのもとを訪れている。広島は6日、原爆投下から71年を迎える。「あの日」を語り継ぐ活動は続いている。

 佐伯さんは25歳のときに被爆し、母や妹ら親族計13人を失った。自身も原爆症に苦しみ、がんを患った。昭和34年ごろから、病を押して供養塔に通うようになった。現在は広島市東区の介護老人保健施設に入所。両目の視力を失い、寝たきりの生活を送っている。

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