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【衝撃事件の核心】男性器増大「性的魅力アップ」のはずが患部壊死の悲惨…コンプレックス弄ぶ美容医療の闇

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【衝撃事件の核心】
男性器増大「性的魅力アップ」のはずが患部壊死の悲惨…コンプレックス弄ぶ美容医療の闇

包茎手術など「美容医療」をめぐってトラブルが絶えない。ある男性は性器増大手術としてフィラーと呼ばれる充填剤を注入、患部が壊死して一部を切除する悲劇に見舞われた 包茎手術など「美容医療」をめぐってトラブルが絶えない。ある男性は性器増大手術としてフィラーと呼ばれる充填剤を注入、患部が壊死して一部を切除する悲劇に見舞われた

「結婚できない」

 怒りや悔しさが募ったが、事が事だけに家族にも友人にも相談できなかった。田中さんは「いっそ死んでしまいたいと思うほどおかしい精神状態になった」と当時の苦悩を語る。

 平時でも違和感があり、常に股間を意識させられる。大好きなゴルフをしているときもそうだ。ショットの瞬間は忘れられても、歩き出すときには違和感に向き合わされる。

 尿道が露出しているため排尿時には周囲に飛び散ってしまう。だから立ったまま用を足すこともできなくなった。今は独身だが、「このまま結婚することもないでしょうね」とつぶやいた。

 クリニックからは誠実な対応が得られないまま、突然、閉院すると伝えられたという。

 納得できない田中さんは昨年6月、医師らを相手取り、約7千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 訴訟では「手術前にリスクについての説明がなかった」とする田中さん側に対し、医師側は「血流障害などの危険性について説明した」と反論。さらに「早期の薬剤除去を勧めたが、(田中さん側が)様子を見ると言って拒否した」と主張、真っ向から対立している。

 ただ、仮に田中さんの訴えが認められたとしても性器が元通りになるわけではない。最初の手術から2年以上が経過した今でも、強い後悔の念にさいなまれている。

 「えらいことをしてしまった。手術を検討している人は、絶対に安易に受けないでほしい」

即日契約、即日施術でトラブル多発

 こうした被害事例は田中さんに限ったことではない。国民生活センターは今年6月、包茎手術やそれに伴う性器増大手術をめぐりトラブルが相次いでいるとして注意喚起を行った。

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