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【エンタメよもやま話】ポケモンGO、鬱病も改善だぜ! 引きこもり7年間の少女“進化”…AR技術と精神疾患、学者に評価の動き

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【エンタメよもやま話】
ポケモンGO、鬱病も改善だぜ! 引きこもり7年間の少女“進化”…AR技術と精神疾患、学者に評価の動き

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、いま世界中を大騒ぎさせているあのゲームに関する意外なお話です。

 まず米や豪州などで7月6日、続いて英や独など欧州の主要各国で7月13~17日、そして日本でも7月22日から無料配信が始まったスマートフォン向けのゲーム「ポケモンGO(ゴー)」。

 もはや説明の必要はないかもしれませんが、衛星利用測位システム(GPS)などの位置情報を利用し、スマホの地図上に表示された位置まで移動すると、スマホの画面に映し出された現実の風景にポケモンが出現し、捕獲や対戦ができるというものです。

 AR(拡張現実)という最新のテクノロジーを駆使し、アニメの世界の生物、ポケモンを現実世界で探し歩くというゲームだけに、熱中し過ぎたプレーヤーが起こすあんなことやこんなことが世界的に問題視され「人の迷惑も考えろ」との非難の声も出ているわけですが、一方で、何とこのゲームが、鬱病や社交不安障害(SAD)といった精神疾患の改善に効果があるという話が欧米で出始めているのです。今週の本コラムでは、そんなポケモンGOの意外過ぎる“効果”についてご説明いたします。

“進化”した少女「医者・セラピストよりも、ポケGOが効いた!」

 7月17日付のカナダ放送協会(CBC)の電子版によると、カナダ西部アルバータ州のセント・アルバートに住む女流作家、ビリー・ミホランドさんの孫娘エデンさん(15)は重い社交不安障害(SAD)でこの7年間、自宅に引きこもったままでした。学校に行くと、他人とうまく接することができないことに対する不安でいっぱいになるからです。

 ところが、その彼女がポケモンGOを自分のスマホにダウンロードし、遊び始めるうちに何と、ポケモンを捕獲するため家から外に出て、街に出かけたというのです…。

 ミホランドさんはCBCの取材に「奇跡が起きた」と喜び「孫娘のことで心が引き裂かれる思いだったが、いまはポケモンGOを作った人々の足にキスしたい気持ちです」と述べるなど、深い感謝の意を示しました。

 ミホランドさんによると、ポケモンGOで遊ぶようになったエデンさんは、たちまち様子が変わったといいます。

 「エデンはあれで遊んで1週間もしないうちに、幼い頃の陽気さを取り戻したのです」

 ポケモンGOに熱中するあまり、米では原子力発電所の敷地内に侵入したり(オハイオ州クリーブランド、7月12日付FOXニュース電子版)、日本では道に迷った揚げ句、徒歩で高速道路に侵入したり、スマホの画面を見ながら自転車や自動車を運転したりと“ポケモン”ではなく“ボケモン”が世界規模で街にあふれているわけですが、こういう話を聞くと「恐るべし任天堂」と素直に感心してしまいますね。

人込みで発作する社交不安障害(SAD)が、ポケGOで一変…

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