産経WEST

神戸連続児童殺傷事件、加害男性の決定全文を文芸春秋に提供した弁護士「懲戒相当」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


神戸連続児童殺傷事件、加害男性の決定全文を文芸春秋に提供した弁護士「懲戒相当」

 平成9年に起きた神戸市須磨区の連続児童殺傷事件で、加害男性(34)を医療少年院送致とした神戸家裁の決定全文を文芸春秋に提供した井垣康弘弁護士について、大阪弁護士会綱紀委員会が「懲戒相当」と議決していたことが30日、分かった。井垣弁護士は決定を出した元家裁裁判官。今後、同弁護士会懲戒委員会が懲戒処分が必要か決める。

 議決は12日付。井垣弁護士は綱紀委に「加害男性がどのような贖罪(しょくざい)を行うべきか社会に問題提起し、議論を起こしたかった」と説明。綱紀委は議決書で「動機は更生への真摯(しんし)な気持ちに基づく」としながらも、「裁判官が退職後も負う守秘義務や、法曹としての倫理に違反し、弁護士としての品位を失うべき非行にあたる」とした。

 井垣弁護士は取材に「男性の更生や再発防止について、みんなで考えるための公表だった。自分のしたことが間違っていたとは思わない」と話した。

 決定全文は昨年発売された月刊文芸春秋に掲載された。

「産経WEST」のランキング