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【私の時間 シネマ】“鶴瓶の息子” 駿河太郎…コンプレックスさらけ出し吹っ切った

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【私の時間 シネマ】
“鶴瓶の息子” 駿河太郎…コンプレックスさらけ出し吹っ切った

遅咲きの個性派、駿河太郎(南雲都撮影) 遅咲きの個性派、駿河太郎(南雲都撮影)

 30歳からの俳優人生は9年目。遅咲きの個性派は「最初は何で僕が主演なんやろと」。笑顔に、柔らかな関西弁の抑揚が似合う。

 初主演映画「夢二~愛のとばしり」(宮野ケイジ監督)は日本初のポップアート作家とされる竹久夢二の人間性に迫る作。一昨年、初主演した舞台「コンプレックス★ステッカー」を見た監督が「満たされない駿河と夢二は通じる」と抜擢した。

 同舞台は出演俳優が「自分自身」を演じ、劣等感を吐露する作品。鈴木おさむ脚本の「1割が脚色で、9割は本当の話」だった。父は落語家の笑福亭鶴瓶。常に“鶴瓶の息子”として見られ、どれだけ地道に頑張っても、結果を出すと“親の七光”といわれた。

 「そんなオヤジへのコンプレックスをさらけ出し、吹っ切った舞台が次につながってうれしかった」

 夢二の弱さも描く今作。「求められる現実と理想の差に苦しむ点はすごく分かる」。彼の弱さは女性を惹(ひ)きつけるとも。

 ファッション好きの自身は、時代も夢二を魅力的にしたと感じた。「大正ロマンといわれる和と洋がバランス良く混ざった文化は僕も好き」。作中で着た衣装1着を譲り受け、取材時のTシャツも大正をイメージして友人と作ったという。

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