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【理研が語る】「切らずに病気を診る」そして「研究成果を臨床現場へ」

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【理研が語る】
「切らずに病気を診る」そして「研究成果を臨床現場へ」

新たに開発したPET用の診断薬を使うと、脳腫瘍をきれいに画像化することができる 新たに開発したPET用の診断薬を使うと、脳腫瘍をきれいに画像化することができる

 基礎医学研究者として研究を開始して約10年。今、初めて臨床研究を経験してみて日本の研究システムの問題点を感じている。世界の研究のスピードは加速の一途である。スピーディーに臨床研究を進める必要がある。

 しかしながら、状況は徐々に改善されてきているとはいえ、日本の臨床研究の多くは、患者さんの診療にかかわる医師を始めとした医療従事者が忙しい診療の合間に進めているのが現実である。基礎研究の成果をより早く医療に還元するためには、米国立衛生研究所(NIH)のような臨床研究専門の病院を日本にも整備することが、世界で日本の存在感をアピールするためにも重要になってきているのではなのではないだろうか?

     

 野崎聡(のざき・さとし) 理研ライフサイエンス技術基盤研究センター健康・病態科学研究チーム研究員、理研イノベーション推進センター新規PET診断薬研究チーム副チームリーダー。杏林大保健学部卒業、大阪市立大大学院医学研究科で学位取得。平成19年より理研でPETイメージング研究に従事。研究の世界の厳しさと自分の実力に日々悩みながらも、水泳、ダイビング、山登り、ポタリング、食べ歩きとリフレッシュも欠かせない。

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