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琵琶湖のハスが消えた 国内最大級の群生地 ミドリガメ被害、生育力低下か

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琵琶湖のハスが消えた 国内最大級の群生地 ミドリガメ被害、生育力低下か

今年の烏丸半島の状況。ハスの葉がまったく見られない=6月下旬 今年の烏丸半島の状況。ハスの葉がまったく見られない=6月下旬

 国内最大級のハス群生地として知られる滋賀県草津市・烏丸(からすま)半島の琵琶湖岸で、例年なら湖面を埋め尽くしているハスの葉が全く見られない異常事態が起きている。原因は不明で、観光客を集めていた「ハスクルージング」もキャンセル客が続発。業者は人気の高まりを見越して船を増やしただけに、ハスの葉がない“ハスロス”に、頭を抱えている。

 烏丸半島周辺のハス群生地は、甲子園球場のグラウンド面積の10倍、約13ヘクタールの広さを誇る。本来なら6月下旬には一面緑色に覆われて、ピンクの花が咲き始めるが、今年は水面にほとんど葉が見られず、草津市が「生育、開花の兆しが見込めない」と“ギブアップ宣言”するほど。同市公園緑地課の担当者も「20年以上も観察し続けているが、経験したことがない」と嘆く。

 烏丸半島にあり、琵琶湖の生態系などを研究している滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の芦谷美奈子・主任学芸員(水生植物生態学)も「主な原因は分からない」と話し、現時点では原因不明のままだ。

 異常事態の直撃を受けたのは、約15年前から続けられ、観光客に人気の「ハスクルージング」。ハスの葉で埋め尽くされた湖面に船で入っていくユニークな取り組みで、県内外から年間千人を超す観光客が訪れていた。

 しかし今年はハスが見られないことからキャンセルが相次ぎ、観光客は100人にも満たない見通しだ。クルーズを運航する任意団体「ノース・ウィンド・ジェネレイト・クラブ」(草津市)代表の畑源さん(49)は「バスツアー客などの増加を見込んで、今年は約300万円を投資して12人乗りの船4隻を新たに用意したのに…」と嘆く。

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