産経WEST

「クマの足跡見たら引き返そう」 岡山・美作市の小学校、終業式で注意呼びかけ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「クマの足跡見たら引き返そう」 岡山・美作市の小学校、終業式で注意呼びかけ

終業式でクマについての注意を聞く児童ら=岡山県美作市 終業式でクマについての注意を聞く児童ら=岡山県美作市

 岡山県美作市東粟倉地域で、ツキノワグマが相次いで出没している。先月から今月にかけ、目撃情報など計13件が寄せられており、地元の市立東粟倉小学校(同市東青野)では20日、1学期の終業式で「夏休みはクマに出合わないよう、気をつけて生活して」と全校児童52人に呼びかけた。

 寺元文雄校長は「大切なのは健康と命。クマが、今まで以上に現れている。みんなが被害に遭うのが一番つらい。夏休み中、クマに遭わない生活をすること、クマに遭ったときどうするか、担任の先生や家の人とよく話し合ってほしいと注意した。

 式後、生徒指導担当教諭や各クラスの担任が、子供だけで山などに行かない▽出かけるときは鈴などの音の出る物を携行する▽クマの足跡やフンを見つけたら引き返す-などと指導し、保護者へは文書を配布して協力を依頼した。

 同校では、ランドセルに鈴を提げて登下校するなど予防対策を通年で行っているが、今月からは朝の登校時にバスの運行を実施し、登下校とも徒歩通学を廃止した。また、先月行われた地区懇談会では、地域住民にも協力を呼びかけた。

 県自然環境課によると、今年度のツキノワグマ出没件数は15日現在で57件と、例年の同時期の約2倍にのぼり、うち同市や周辺町村での出没が37件と大半を占めている。県は「登山やキャンプをする際は、食べ物は必ず持ち帰り、残さないで」と注意し、「クマは臆病なので山に入るときは、ラジオや鈴で人間の存在を知らせ、もしもクマに出合ったら、背中を見せずに後ずさりして引き返して」と指導している。

このニュースの写真

  • 「クマの足跡見たら引き返そう」 岡山・美作市の小学校、終業式で注意呼びかけ

「産経WEST」のランキング