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バイカルアザラシも仲間入り、淡水の世界を広く深く…滋賀の琵琶湖博物館がリニューアル

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バイカルアザラシも仲間入り、淡水の世界を広く深く…滋賀の琵琶湖博物館がリニューアル

琵琶湖博物館で公開が始まったバイカルアザラシ 琵琶湖博物館で公開が始まったバイカルアザラシ

 滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館が14日、リニューアルオープンした。淡水魚を観賞できる水族展示室や、ジオラマなどで太古からの琵琶湖と人の関わりを見てもらう展示室が目玉で、親子連れらが楽しんだ。

 同博物館の設立20年に合わせ、最新の研究成果や資料を追加し、リニューアルした。水族展示室には、淡水に生息する魚や動物など25種類が新たに仲間入りした。目玉は、ロシアのバイカル湖に生息する「バイカルアザラシ」。淡水に生息する世界唯一のアザラシとして知られ、かわいいらしい大きな目が特徴だ。

 バイカル湖と琵琶湖はともに10万年以上の歴史があり、多くの固有種が生息するという共通点がある。大津市唐崎の会社員、白崎達也さん(21)は「アザラシが湖にいることに驚いた。バイカルアザラシがきて、滋賀県の自慢が増えた」と話していた。

 ほかにも、プランクトンなど肉眼ではほとんど見えない微小生物を、顕微鏡で観察できるコーナーも常設。今後、夏から秋に観察できる「ビワクンショウモ」など、琵琶湖固有種の微小生物も登場するという。

 一方「湖のいまと私たち」をテーマにした展示室では、琵琶湖に流入する河川から田んぼ、森林などにさかのぼりながら、人と生物や自然との関わりを解説している。また、琵琶湖周辺のヨシ原を取り上げたコーナーでは、刈り取ったヨシを乾燥させるためにつくる高さ約3・5メートルの「丸立て」を展示した。

 ほかにも、カエルの目線で田んぼの水中をみることができるジオラマや、薪を積んだ背負子(しょいこ)を実際に背負う体験コーナーなど、自然と人との関わりを体感しながら学ぶことができるようにしたという。

 同博物館の渡部圭一学芸技師は「生物の臭いを嗅ぐコーナーなど、見るだけでなく五感で楽しめる体験参加型の展示が多く加わった。子供から大人まで世代を問わず楽しめる内容だと思うので、夏休みに家族で来てほしい」と話していた。

 館内の改装は平成32年度まで続き、すべての展示コーナーを刷新するという。

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