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【関西の議論】恐怖〝人食いクマ〟来襲に備えよ! 放獣か殺処分か、それとも飼育か…揺れる現場

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【関西の議論】
恐怖〝人食いクマ〟来襲に備えよ! 放獣か殺処分か、それとも飼育か…揺れる現場

兵庫県内で撮影されたツキノワグマ(兵庫県森林動物研究センター提供) 兵庫県内で撮影されたツキノワグマ(兵庫県森林動物研究センター提供)

 〝人食いクマ〟の恐怖がおさまらない。秋田県で5~6月、クマに襲われたとみられる4人が死亡する事故が発生した。その後も全国各地でクマに襲われる被害の報告が相次いでいる。そうした中、これまで20年にわたり、絶滅の恐れがあるとしてクマを保護してきた兵庫県が、今秋から狩猟解禁へと方針転換を決めた。一方、大阪府豊能町では、2年前に保護されたツキノワグマが飼育され続けている。引き取り手がなく、自然に戻す「放獣」も近隣自治体に断られたためだ。放獣か殺処分か、それとも飼育か。現場は揺れている。(坂田弘幸)

昨年上回るハイペース

 《オートキャンプ場から1・5キロの山中で斜面を歩いていたところ、下から来た体長1メートルくらいのツキノワグマに押し倒された》

 《林道でハイキングをしていた男性がツキノワグマとみられるクマに襲われ、右腕と左手の甲にひっかき傷を負う軽傷》

 《里山などでのツキノワグマの出没が増えているとして、長野県は夏のシーズンとしては初めて、全県に注意情報を発令した》

 これらは、6~7月にツキノワグマについて報じられたニュースの一部にすぎない。

 センセーショナルだったのは、秋田県の出来事。駆除されたクマの体内から人体の一部が見つかった。これ以前からクマの出没情報はニュースになってはいたが、これを境にツキノワグマに対する恐怖は全国に伝播し、ニュースも増加した感がある。

 実際に襲われる数は増えているようだ。

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