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フサフサ夢じゃない!再生医療で脱毛症治療 理研と京セラ共同研究

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フサフサ夢じゃない!再生医療で脱毛症治療 理研と京セラ共同研究

髪の毛の再生ビジネスに向けて共同研究を行う(左から)京セラの稲垣正祥執行役員研究開発本部長、理化学研究所の多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダー、オーガンテクノロジーの杉村泰宏社長=12日、東京都千代田区(宇野貴文撮影) 髪の毛の再生ビジネスに向けて共同研究を行う(左から)京セラの稲垣正祥執行役員研究開発本部長、理化学研究所の多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダー、オーガンテクノロジーの杉村泰宏社長=12日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)

 京セラと理化学研究所は12日、脱毛症の治療を目指し、毛髪が生えるもととなる毛包を、幹細胞を利用して再生する共同研究を開始すると発表した。2020年以降の事業化を目標としている。

 毛包は皮膚にある毛が生える器官。理研の辻孝チームリーダーはマウス実験で、毛包から2種類の幹細胞を取り出し、組み合わせて移植する手法で発毛させることに成功している。

 共同研究では、患者本人の後頭部などにある正常な毛包から幹細胞を抽出、100~千倍に増やして脱毛した部分に移植する。理研は細胞の培養技術を、京セラは細胞加工機器の技術などを開発する。辻氏らが立ち上げたベンチャー企業も加わり、2年かけて技術開発や安全性の確認をする。

 この治療法の対象は、患者数2400万人とされる男性型など、皮膚に炎症がない脱毛症。辻氏は「立体器官である毛包の再生を実用化することで、歯などほかの器官の研究へも波及させたい」と話した。

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