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【経済裏読み】韓国経済“負のスパイラル”突入か 脱中国遅れ深刻な海運・造船業、政府系銀行に貸し倒れも

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【経済裏読み】
韓国経済“負のスパイラル”突入か 脱中国遅れ深刻な海運・造船業、政府系銀行に貸し倒れも

韓国・仁川港のコンテナターミナル。海運・造船業を取り巻く経営状況は深刻だ 韓国・仁川港のコンテナターミナル。海運・造船業を取り巻く経営状況は深刻だ

 韓国では輸出の低迷が長期化し、企業収益が大幅に悪化している。とりわけ海運・造船業では一部企業で赤字が持続し、利払いや返済が困難な状況に直面。支援する政府系金融機関の経営に影響を与えることも懸念される。危険水準にさしかかった韓国経済について、専門家は、こうした経営悪化が今後、個人消費などにも広範囲に波及する“負のスパイエラル”突入への恐れも指摘する。

急激な輸出の鈍化

 中国をはじめとする新興国で景気減速が鮮明となる中、韓国では輸出の鈍化により景気の減速懸念が強まっている。

 2015年実質GDP成長率は前年比2・6%増と前年(3・3%増)を下回った。特に00年代以降成長を支えてきた輸出は0・2%ポイント増にとどまった。

 これまで成長の原動力だった輸出が足元で牽引力が弱まり、低成長を余儀なくされ、企業部門の収益悪化が鮮明化している。

 電気機器、自動車などの主要産業では15年半ば以降、軒並み収益が減少傾向にあり、世界的な供給過剰や需要減退で鉄鋼、造船・海運業は赤字を計上する企業も増えてきた。

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