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【浪速風】改憲の機は熟した(7月11日)

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【浪速風】
改憲の機は熟した(7月11日)

街頭演説する安倍晋三首相=滋賀県草津市のJR草津駅 街頭演説する安倍晋三首相=滋賀県草津市のJR草津駅

 民進党は参院選のポスターで「まず、2/3をとらせないこと。」と訴えた。憲法改正を阻止するためだ。結果は改憲勢力が3分の2を超えた。で、こんな声が聞える。安倍政権が争点に取り上げなかったのだから、憲法改正は民意ではない-。おやッ? 自分たちが一番の争点にしたのに。

 ▼英国は国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選択した。バングラデシュでは日本人7人が犠牲になるテロが起きた。米国の警察官による黒人射殺と、報復の警察官狙撃事件は大統領選に大きな影響を与えるだろう。中国の軍艦が尖閣諸島周辺の接続水域などに侵入し、北朝鮮はミサイル発射を繰り返す。

 ▼いずれも公示直前から選挙期間中の出来事である。世界の激動と近隣の脅威を深刻に受け止めて、有権者は一票を投じた。防衛費を「人を殺すための予算」という発言が拒絶反応をもたらしたのは明らかだ。これこそが民意である。安倍晋三首相はまだ慎重だが、機は熟した。

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