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【軍事ワールド】ステルス機VS空飛ぶ戦車、生き残りかけ真っ向勝負 裏で米軍の陸・空バトル

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【軍事ワールド】
ステルス機VS空飛ぶ戦車、生き残りかけ真っ向勝負 裏で米軍の陸・空バトル

編隊飛行するA-10(米空軍HP) 編隊飛行するA-10(米空軍HP)

引退の危機

 CASの重要性はベトナム戦争で再認識され、A-10はその反省から生まれた。冷戦終結で一時はお払い箱になりかけたが、1991年の湾岸戦争でイラク地上軍に無双の強さを見せ現役延長措置がとられた。だが、どの機体も老朽化し始めており、予算配分の都合もあって2022年までに引退することが決まっているとされる。問題は、引退してF-35に後を譲るか、大規模改修で延命するかにあるのだ。

 後継がF-35というのも、陸軍の不信に輪をかけている。搭載できる爆弾などの量は約7トンでA-10とほぼ同様だが、機内に収容できるのはわずかで、翼の下に吊り下げるとステルス性能が大幅に減じられるとされる。また30ミリ機関砲はなく、A-10のように長時間戦場に留まり攻撃し続ける能力にも欠けるのだ。

 一方のA-10もCASで完全無欠というわけではない。敵の戦闘機に対してはほぼ無力で、強力な味方の制空権下でしか活動できない。F-35はステルス性能をいかし、制空権が確実に得られていない状況でも支援ができるとされる。いずれも一長一短があり、結局は性能比較試験でカタをつけようとなったのだ。

事態は混沌

 米CNNテレビなどによると、陸軍としては実績があり、かつCAS以外出来ない、つまり陸軍のサポートに徹してくれるA-10の残留を望んでいるが、過去には空軍からA-10の移管を打診され難色を示したこともあった。

いまもISに対する攻撃で有効性を実証 性能比較試験だけで決着付く?

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