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【歴史インサイド】〝酒乱〟で近藤勇とモメて切腹? 場所にも諸説…新選組の新見錦、ナゾの人物像に光当たるか

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【歴史インサイド】
〝酒乱〟で近藤勇とモメて切腹? 場所にも諸説…新選組の新見錦、ナゾの人物像に光当たるか

「新家粂太郎」の署名がある借用書(京都府立総合資料館所蔵)=提供写真 「新家粂太郎」の署名がある借用書(京都府立総合資料館所蔵)=提供写真

 「酒さえなければ攘夷戦の際に大いに働く人物である」と、新家粂太郎が不始末で処分されそうになったところを、正親町公董の家臣・徳田隼人の一存で処分保留になったことが記されている。

「敗者の歴史に光を」

 小林さんの研究によると、吉成は近藤勇や芹沢と相談し、新家粂太郎の謹慎処分を解き、「新見錦」を離脱させた上で親兵にしたが、そこでも酒癖が祟ったようである。同年9月15日、酒癖が原因で、現在の山口県防府市三田尻で切腹して最期を迎えたという。

 酒癖が理由という点は同じでも、京都切腹説とは異なる。新見の生死をめぐる経緯や人物像はいまなお不明な点が多い。

 幕末維新史の研究者で霊山歴史資料館の木村幸比古副館長は、相次ぐ発見について「画期的な資料だ。幕末史の中で最も研究が進んでいるのが新選組だが、いわゆる敗者側の芹沢鴨や新見錦などの研究は進んでいなかった。この新発見をきっかけに、敗者の歴史に光が当たる機会が増えれば」と話している。

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