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【歴史インサイド】〝酒乱〟で近藤勇とモメて切腹? 場所にも諸説…新選組の新見錦、ナゾの人物像に光当たるか

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【歴史インサイド】
〝酒乱〟で近藤勇とモメて切腹? 場所にも諸説…新選組の新見錦、ナゾの人物像に光当たるか

「新家粂太郎」の署名がある借用書(京都府立総合資料館所蔵)=提供写真 「新家粂太郎」の署名がある借用書(京都府立総合資料館所蔵)=提供写真

 幕末に活躍し、新選組の結成時(壬生浪士)に最高幹部を務めたとされる新見錦(にいみにしき、1836~63年)について、本名とされる「新家(にいのみ)粂太郎」の名前が記された新資料が京都と茨城で相次いで見つかった。近藤勇や土方歳三らと対立し、切腹に追い込まれたといわれる新見。京都で切腹したとする説が有力だったが、長州に移ってから切腹したとする説もあり、ナゾに包まれているのだ。新見の人物像については、これまで詳しい研究は進められておらず、専門家も新たな発見に注目している。

新見錦=新家粂太郎か

 新見錦は水戸藩出身。新選組の前身「壬生浪士」の最高幹部の1人で、当初は芹沢鴨、近藤勇とともに局長を務めたとされる。歴史家の間では、新見は変名で、本名は新家粂太郎だったとする説が有力だ。

 新選組を描いた最近のドラマといえば、放映中のNHK大河ドラマ「真田丸」と同じ三谷幸喜さん脚本で、香取慎吾さんが近藤勇役で主演を務めた大河ドラマ「新選組!」(平成16年)がある。このときは演技派俳優、相島一之さんが演じていた。

 新見は同じ水戸藩士として芹沢らと行動をともにし、近藤、土方らのグループと対立。そのあおりをうける形で、文久3(1863)年9月に京都で切腹させられた-とされている。酒癖の悪さを近藤や芹沢がいさめても聞き入れず、それを理由に切腹に追い込まれたという。「新選組!」では芹沢を排除しようとする土方らにわなにはめられ、切腹するシーンが描かれていた。

 新見について記された資料としては、新選組の永倉新八が記した『新選組顛末記』や『浪士文久報国記事』がある。新見は酒癖が悪く乱暴者だ-とする記述があり、これが京都で切腹させられたという説の出所だ。

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