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あんたらの顔、覚えとるけんね-裁判員に「声掛け」の工藤会幹部、裁判員裁判除外を請求へ 福岡地検

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あんたらの顔、覚えとるけんね-裁判員に「声掛け」の工藤会幹部、裁判員裁判除外を請求へ 福岡地検

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の裁判員裁判を巡り、裁判員に声を掛けたとして元組員ら2人が逮捕された事件を受け、福岡地検小倉支部は6日、組幹部の公判を裁判員裁判の対象から除外するよう福岡地裁小倉支部に請求する方針を固めた。認められれば、裁判官だけで審理される。最高裁によると、公判中の裁判員裁判からの除外は前例がない。

 組幹部の公判は5月16日の判決期日が取り消され、裁判員6人のうち4人が辞任を申し出た。関係者は「地検としてこれ以上、公判が中断する状況は看過できない」としている。元組員らの勾留期限の7月8日以降に請求する見通しだ。

 初公判の前に裁判員裁判から除外される例は6件あり、いずれも工藤会関係者の事件。

 問題があった裁判員裁判は、知人男性を日本刀で刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂罪で起訴された秦耕介被告(41)の事件。

 裁判員裁判の初公判があった5月10日、被告の知人で元組員ら2人が地裁支部近くの路上で、裁判員に「あんたらの顔を覚えとるけんね」「よろしく」と声を掛けていたとして、福岡県警は6月17日、2人を裁判員法違反の疑いで逮捕した。

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