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室伏選手、事実上の引退 達成感にじみ「やれることやった」

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室伏選手、事実上の引退 達成感にじみ「やれることやった」

陸上日本選手権で競技を終え、スタンドの声援に応える室伏広治=24日、パロマ瑞穂スタジアム(桐山弘太撮影) 陸上日本選手権で競技を終え、スタンドの声援に応える室伏広治=24日、パロマ瑞穂スタジアム(桐山弘太撮影)

 陸上男子ハンマー投げの2004年アテネ五輪金メダリストで24日に事実上の引退を表明した室伏広治選手(ミズノ)は「やれることはやってきた。出た結果は受け入れる」と穏やかな口調で心境を語った。名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われた日本選手権で12位に終わり、5大会連続の五輪出場は絶望的になったものの、表情には達成感がにじんだ。

 長年拠点を置いていた愛知県内で迎えた2大会ぶりの実戦は温かい拍手で迎えられた。個人種目で単独最多の21度目の優勝が懸かった試合だったが、41歳となった年齢とブランクの影響は隠せなかった。1投目の64メートル74が最高で、3投目はファウル。最後は観客に手を振り、観客に感謝の意を示した。

 二人三脚で歩んできた父重信氏は「(第一線を退くという)気持ちを持って(大会に)出たのかなと思う」と胸の内を読み解いた。「10日くらいしか練習できていなかった。忙しいのでしょうがない」と競技以外で多忙を極める息子を思いやった。

 今後は若手の成長を願うとともに、組織委員会のスポーツディレクターを務める2020年東京五輪・パラリンピックの成功に尽力する。「全部の種目を強化して、20年を目指して頑張っていく」と意欲は衰えていなかった。

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