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「最初は『正気か』と驚いた…」 フグ肝出荷の鮮魚販売会社社員が供述

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「最初は『正気か』と驚いた…」 フグ肝出荷の鮮魚販売会社社員が供述

 会員制のフグ料理専門店「大阪とらふぐの会」(本店・大阪市天王寺区)が提供を禁止されているフグの肝を客に出した事件で、肝を店に卸したとして食品衛生法違反幇助(ほうじょ)の疑いで大阪府警に逮捕された鮮魚販売会社「大昌総業」(大阪市生野区)の統括部長(38)が調べに対し、「店で肝が出されていた認識はある」と容疑を認めていることが21日、わかった。また、統括部長の指示を受けたとされる他の社員2人は、任意の事情聴取に「最初は『正気か』と思ったが、得意先でもあり肝の処理の手間が省けるのでやった。肝はケースに隠して配達した」などと話しているという。

 逮捕容疑は3月28日、大阪市北区にある大阪とらふぐの会の系列店に、食品としての販売が禁じられているフグの肝臓を納め、客への提供を助けた疑い。

 大昌総業は平成25年から店側にフグを納め、今年1月は900匹を計約600万円で販売。フグは丸ごとの場合と、さばいた状態で卸す場合があったが、大阪府の条例では、卸売側がさばいた際は有毒部位の廃棄が義務付けられている。

 生活環境課は5月、大阪府内の4店でフグの肝を提供したとして、同店の経営者、澤原将人容疑者(42)らを逮捕。澤原容疑者が同法違反罪で起訴され、店の運営会社4社と店長ら6人が罰金50万~100万円の略式命令を受けた。

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