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【浪速風】若者の熟慮の一票を期待する(6月20日)

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【浪速風】
若者の熟慮の一票を期待する(6月20日)

 18歳にタイムスリップしてみた。昭和44(1969)年。学園紛争とベトナム反戦で騒然とし、当時の佐藤栄作首相を揶(や)揄(やゆ)するフォークソングが流れていた。「●(=歌記号)エーチャンの家にジェット機が落ちたら(略)あの世できっと後悔するだろう 安保条約やめときゃよかったと」

 ▼高度経済成長で豊かになり、昭和元禄を謳(おう)歌(か)していたが、時代の空気は反体制だった。もし選挙権があったら…。似ていないか。消費税増税の再延期はアベノミクスの失敗で、戦争ができるように憲法9条の改正を狙っている、何でもかんでもアベが悪い。

 ▼司馬遼太郎さんは書いた。「この文明の段階にもっとも適合した国家というものをわれわれの手ですこしずつつくり直しにとりかかってみる必要があるのではないか。そういう覚悟をもたない政治家は容赦会釈なしにひきおろしてしまう必要があるのではないか」(「軽い国家」から)。参院選で新たに選挙権を得た若者に考えてほしい。

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