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【銀幕裏の声】国家が国民を盗聴!? 元CIA職員はヒーローか反逆者か-映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」の衝撃

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【銀幕裏の声】
国家が国民を盗聴!? 元CIA職員はヒーローか反逆者か-映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」の衝撃

スノーデン(左)の告発をつぶさにとらえた映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」のワンシーン=(C)Praxis Films スノーデン(左)の告発をつぶさにとらえた映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」のワンシーン=(C)Praxis Films

 電子メールに携帯電話…。米政府が個人情報を違法に収集していた実態を告発し、世界を震撼させたCIA(米中央情報局)、NSA(米国家安全保障局)の元職員、エドワード・スノーデンを追ったドキュメンタリー映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」が公開中だ。サイバー・セキュリティーのエキスパートとしてCIAやNSAの機密情報に携わっていた彼が国家の不正を知り、告発する姿をとらえた問題作。米国を敵に回し現在、ロシアに亡命中の彼に対し、「告発で世界に警鐘を鳴らしたのは事実だが、なぜこの時期にこの告発方法だったのか、その真相は不明。彼は愛国者か、それとも反逆者なのか…」と強い関心を寄せるサイバー・セキュリティーのエキスパートで国際政治学者、土屋大洋慶応大大学院教授に聞いた。(戸津井康之)

衝撃的な告発、世界で大反響

 メディアに告発する直前まで、スノーデンはハワイにあるNSAの施設でシステム管理者として勤務していた。告発によりスパイ罪で逮捕される可能性を考えた彼は、米国の力の及ばない中立の地・香港へ行き、米国の女性ジャーナリスト、ローラ・ポイトラスとコンタクトをとり、暗号化したメールを送信した。

 それは「NSAが米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している」という衝撃的な内容だった。

 彼女は知人のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ向かい、スノーデンと接触。グレンは英国紙ガーディアンで、この告発記事を発表、世界で大反響を巻き起こす…。スノーデンの告発する姿をカメラでとらえ、ロングインタビューしていた監督がローラだ。

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