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【衝撃事件の核心】「任侠道にもとる!」山口組分裂〝血の抗争〟余波 オヤジが子を置き去りに逃走…ヤクザ社会で批判噴出

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【衝撃事件の核心】
「任侠道にもとる!」山口組分裂〝血の抗争〟余波 オヤジが子を置き去りに逃走…ヤクザ社会で批判噴出

山口組分裂に伴う抗争で凶器準備集合・同結集容疑で一斉摘発された山口組直系団体組員たち。しかし、「主犯格」とされる団体トップである会長は行方をくらませたまま…。子(組員)を〝置き去り〟にして逃走を続けるオヤジ(組長)の行動に、暴力団関係者からも批判の声が上がる 山口組分裂に伴う抗争で凶器準備集合・同結集容疑で一斉摘発された山口組直系団体組員たち。しかし、「主犯格」とされる団体トップである会長は行方をくらませたまま…。子(組員)を〝置き去り〟にして逃走を続けるオヤジ(組長)の行動に、暴力団関係者からも批判の声が上がる

 男性は「今回の事件は殺人のような凶悪犯罪ではなく、(金容疑者が)長期間刑務所に服役することは考えにくい。組員が警察に厳しく取り調べられる中、『自らの身の安全だけを図ろうとしているのではないか』と、秋良連合会の関係者も不満を持っていると聞く」と指摘する。

 府警によると、逮捕状が出ているにもかかわらず逃亡を続けているのは4人。5月末に金容疑者のほか、同連合会幹部の児島和彦(48)▽一心会傘下組織幹部の芦川繁之(37)▽一心会関係者とみられる田沼明(38)の3容疑者を、全国に指名手配した。暴力団情勢に詳しい関係者によると、金容疑者は四国方面に潜伏していたとの情報もあるといい、府警が足取りを追っている。

 「いつまでも逃げているのはヤクザが大切にすべき自己犠牲の精神、任侠道から外れている」。男性は語気を強めた。

神戸側に「くら替え」も

 今回の事件は、さらなる「報復の連鎖」も招いている。

 同連合会側に負傷させられた神戸側の組員2人は、別の組員らと共謀し襲撃翌日の昨年12月18日早朝、同連合会の傘下団体だった「綾誠(りょうせい)会」の組事務所(大阪市浪速区下寺)に乗用車で突入。鉄製ドアなどを破壊したとして、今年5月に建造物損壊容疑で府警に逮捕された。

 この突入事件直後、綾誠会は神戸山口組傘下に「くら替え」した。分裂後、山口組側と神戸側は激しい傘下組員の引き抜き合戦を繰り広げているとされる。対立の構図は刻々と変化を続けているうえ、沈静化の気配もない。

 警察当局が各地で厳戒態勢を敷いた5月26、27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催前には、一時的に目立った動きが控えられたものの、両者の「抗争」はサミット閉幕後、新たな展開を迎えたのだ。

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