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【衝撃事件の核心】「任侠道にもとる!」山口組分裂〝血の抗争〟余波 オヤジが子を置き去りに逃走…ヤクザ社会で批判噴出

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【衝撃事件の核心】
「任侠道にもとる!」山口組分裂〝血の抗争〟余波 オヤジが子を置き去りに逃走…ヤクザ社会で批判噴出

山口組分裂に伴う抗争で凶器準備集合・同結集容疑で一斉摘発された山口組直系団体組員たち。しかし、「主犯格」とされる団体トップである会長は行方をくらませたまま…。子(組員)を〝置き去り〟にして逃走を続けるオヤジ(組長)の行動に、暴力団関係者からも批判の声が上がる 山口組分裂に伴う抗争で凶器準備集合・同結集容疑で一斉摘発された山口組直系団体組員たち。しかし、「主犯格」とされる団体トップである会長は行方をくらませたまま…。子(組員)を〝置き去り〟にして逃走を続けるオヤジ(組長)の行動に、暴力団関係者からも批判の声が上がる

逮捕状、そして逃亡

 大阪府警は、分裂騒動に伴う対立抗争事件の可能性があるとみて、防犯カメラ画像の解析など約半年間にわたって捜査を続けた。事件に関与したとみられる同連合会側の組員ら25人を割り出すと今年5月10日、一斉摘発に乗り出した。

 「主犯格」は、同連合会会長、金東力=通称・秋良東力=容疑者(59)と、金容疑者と親交が深かった山口組直系「一心会」会長の能塚恵容疑者(55)。府警は、凶器を持った互いの配下組員を同連合会の事務所前に集結させたとして、凶器準備結集容疑で2人の逮捕状を取った。

 大阪市中央区にある一心会事務所で同日、身柄を確保された能塚容疑者をはじめ、府警は5月末までに、凶器準備集合容疑で両団体の配下組員ら計21人を逮捕。ところが、金容疑者は逮捕状を携えた捜査員が現れる前に事務所を離れ、1カ月以上も逃亡を続けている。

「子は親に服従」だが…

 ヤクザ界では、他人同士が儀式にのっとり盃を交わすことで親子や兄弟となる「擬制的血縁関係」により、独特の強固な組織を形成するとされる。同連合会でいえば、金容疑者が親で、配下の組員らは金容疑者の子や弟に当たる。

 山口組傘下団体で幹部を務めた元暴力団員の男性は「子は親への服従が求められる一方、親の威光を背景にシノギ(資金獲得活動)ができる。こうした関係の維持が前提にあるからこそ、子は親のために命をかけて働くことができる」と説明する。

 逮捕された能塚容疑者や同連合会側の複数の組員は、神戸側の組員への襲撃に関与したとして傷害や暴力行為処罰法違反容疑で再逮捕された。

「ヤクザというよりも、男として正々堂々とすべき」

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