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【経済裏読み】ジョブズや孫正義…舛添知事が日本を救う? 『おめでたい人』の思考は現実化する…のか

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【経済裏読み】
ジョブズや孫正義…舛添知事が日本を救う? 『おめでたい人』の思考は現実化する…のか

「おめでたい人」の思考は現実化する(和田秀樹著、小学館新書、760円+税 http://www.shogakukan.co.jp/books/09825264) 「おめでたい人」の思考は現実化する(和田秀樹著、小学館新書、760円+税 http://www.shogakukan.co.jp/books/09825264)

 いま世間を大いに騒がせているのが舛添要一・東京都知事の政治資金私的流用疑惑だ。あえて詳しくは書かないが、政治資金を使ってヤフオクで絵画を落札したり、家族旅行&映画鑑賞、果ては「クレヨンしんちゃん」のコミックまで購入した事例まで発覚。

 6日午後には、こうした疑惑に関する調査結果を公表する会見を行い「都民の方々にご心配をおかけしていることを心からおわびします。また、都庁に多数の苦情のお電話をいただくなどして都庁職員の皆さまに多大なご迷惑をおかけしていることを心よりおわびいたします」などと釈明したが、調査結果の方は、平たく言えば「法律に違反していないから、まあいいんじゃないの」的な物言いで、呆れるばかり。

 これほどレベルの低い政治資金の公私混同疑惑が公になれば、普通の人間なら正常でいられないはずなのだが、舛添都知事の物言いを聞く限り反省の色は全くなく、頭にあるのは現状を逃げ切ることだけのように思える。

 このレベルに達すると、しぶといとか、ふざけているというよりは、もはや常人の域を突き抜けた「おめでたい」という形容詞がぴったりくる。

 ところが、そんな「おめでたい」人ならではともいえる他人の目や常識を気にしない無軌道なエネルギーこそが、いまの日本の閉塞(へいそく)感を打破すると訴えるユニークな本が先ごろ、発売された。タイトルはズバリ「『おめでたい人』の思考は現実化する」(和田秀樹著、小学館新書、760円+税 http://www.shogakukan.co.jp/books/09825264)だ。

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 最初に断っておくが、本書は当然ながら“舛添都知事のような「おめでたい」人になって、ずぶとく生きよう”などとは書かれていない。精神科医の和田氏は本著で「(米アップルを創業した)スティーブ・ジョブズも孫正義も、スゴいことを成し遂げるのはみな『おめでたい人』だった」と断定。

 そして、こうした図抜けた成功者らに共通する「『考えても仕方ないことは考えない』『まず行動してみる』おめでたい思考パターンを持つ人たち」のパワーを活用することで日本を浮上させようと訴える。

 ちなみに、帯にはこう書かれている。「縮こまっていく日本の空気を打破するのは、とんでもない『KY』の人たちだった!」。なるほど。

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