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国際資金洗浄15億円を隠匿、9人逮捕 三重の貿易商ら7200万円引き出した疑い

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国際資金洗浄15億円を隠匿、9人逮捕 三重の貿易商ら7200万円引き出した疑い

 米国の犯罪で得られた約7200万円を日本国内の口座から不正に引き出したなどとして、大阪、滋賀、兵庫の3府県警の合同捜査本部が、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの容疑でナイジェリア国籍の男3人と日本人の男女6人の計9人を逮捕し、うち6人を大阪地検が起訴していたことが11日、分かった。府警はそれぞれの認否を明らかにしていない。

 府警によると、9人が関係する口座に、米国、カナダ、スペインの犯罪組織が、偽造小切手などを悪用して得た犯罪収益約15億円が入金されたのが確認された。捜査本部は、国際的犯罪組織によるマネーロンダリング(資金洗浄)事件とみて、海外の捜査機関と連携し、不正に引き出された現金の行方などを捜査している。

 逮捕されたのは、三重県四日市市の貿易業、ベネディクト・オケチュク容疑者(47)らナイジェリア人の3人と、同県鈴鹿市の自動車解体会社社長、中野道夫容疑者(72)ら日本人6人。

 逮捕容疑は、平成26年8~9月、米国から送金された計約7200万円が犯罪収益と知りながら、金融機関に対して正規の取引と装い、不正に引き出すなどしたとしている。不正はナイジェリア人が主導し、日本人は口座を提供して実際に現金を引き出す「出し子」役だったとみられる。

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