産経WEST

関西の留学生に就職先企業を紹介… 産学連携で支援組織

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


関西の留学生に就職先企業を紹介… 産学連携で支援組織

「関西留学生国際交流支援連絡会」の懇親会に参加した外国人留学生ら=2月、大阪市 「関西留学生国際交流支援連絡会」の懇親会に参加した外国人留学生ら=2月、大阪市

 関西の大学を卒業し、日本で働きたい外国人留学生向けに就職先企業を紹介する産学連携の取り組みが始まった。企業との橋渡し役になって活躍の場を提供するとともに、企業側も優秀な人材を確保できる利点がある。拡大するインバウンド(訪日外国人客)関連ビジネスを担う存在として期待が集まっている。

 大阪・ミナミの商店街経営者や鉄道、百貨店といった企業が、インバウンド需要の高まりを好機とみて留学生の人材活用に着目。産学連携組織「関西留学生国際交流支援連絡会」を2月に発足させ、懇親会や日本文化を体験するセミナーを通じ、企業と留学生が情報交換できる場を設けた。

 懇親会に参加した大阪観光大の中国人留学生は「旅行関係の仕事に就き、訪日観光客が日本の素晴らしさを感じられるツアーを企画したい」とアピール。大阪大のグアテマラ人留学生は「将来は関西の製薬会社に就職したい」と希望を語った。

 連絡会は大学や専門学校の協力を得て日本で就職を希望する留学生を登録し、ニーズに応じて企業に紹介する。7月から留学生の登録を受け付け、本格的な活動を始める。将来は「国際人材支援センター」を立ち上げ、運営体制を強化する。

 留学生は言葉や文化の違いなどから就職が容易ではない。連絡会の千田忠司代表幹事(大阪市中央区南商店会連合会会長)は「何とか留学生が活躍できる道を開きたい。大阪のファンを国際的に広げる重要な取り組みだ」と力を込めた。

このニュースの写真

  • 関西の留学生に就職先企業を紹介… 産学連携で支援組織

「産経WEST」のランキング