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近大、今度は「におわないブリ」で売り出す? すし、ステーキ、フライにも

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近大、今度は「におわないブリ」で売り出す? すし、ステーキ、フライにも

「ウナギ味のナマズ」に続いて「におわないブリ」を開発した有路昌彦教授。夏のスタミナ食としてブリ丼を提案する=大阪市中央区 「ウナギ味のナマズ」に続いて「におわないブリ」を開発した有路昌彦教授。夏のスタミナ食としてブリ丼を提案する=大阪市中央区

 「ウナギ味のナマズ」の開発者として知られる近畿大学世界経済研究所の有路昌彦教授が考案した「におわないブリ」の試食会が、大阪市内で開かれた。魚が苦手な人も食べやすいように、有路教授は青魚特有のにおいを抑える技術を開発。冬に脂が乗った状態で冷凍したブリを夏に提供することで、販路を開拓する狙いだ。焼き肉風のブリ丼などを提案し、「ウナギのかば焼きに代わる夏のスタミナ食として定着させたい」と意気込んでいる。

 におわないブリは近畿大学などが支援し、有路教授が社長を務める水産加工販売会社「食縁(しょくえん)」(和歌山県新宮市)が実現させた。ブリの需要を国内外で拡大するために、ブリを食べない人を対象に理由を尋ねたところ、青魚臭が苦手という声が多かったことから、養殖魚のにおいを抑える専用のエサを開発。においの原因となる表面の酸化を防ぐフィルムも開発した。最新の瞬間凍結機により、解凍後も旬のブリと変わらないような食感と味わいを保つことにも成功した。

 有路教授は「夏の魚は脂が乗っていないので、今まで夏のブリに商品価値がなかった。だが、夏にも脂の乗った魚の需要はある」と説明。すしや刺し身はもちろん、におわないという特性を生かし、ステーキやフライなど、さまざまな食べ方が考えられるという。

 地元の商店街関係者らを招いた試食会に登場したブリ丼は、焼き肉のタレを使い、甘辛く味付けられた。ふっくらとした食感で、照り焼きとは違う味わいだ。会場となった大阪市中央区の割烹(かっぽう)「艮(ごん)」の店長、寺内千夫(かずお)さんは、におわないブリについて「ほどよいうまみがあり、味が濃い。料理の幅も広がる」と話す。

 同店では「ブリスタミナ焼丼」「霜降りブリステーキ」などの新メニューを提供している(要予約)。問い合わせは同店((電)06・6211・0135)。

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