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「お嬢サバ」育成計画 JR西が鳥取・岩美町で陸上養殖施設検討

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「お嬢サバ」育成計画 JR西が鳥取・岩美町で陸上養殖施設検討

地下海水で陸上養殖されている「お嬢サバ」 地下海水で陸上養殖されている「お嬢サバ」

 生食ができる高付加価値のマサバ「お嬢サバ」のブランド化を目指しているJR西日本が、井戸でくみ上げた地下海水を使って、お嬢サバの陸上養殖事業を行うため、鳥取県岩美町大谷の網代新港で養殖施設などの整備を検討している。

 網代新港の防波堤に井戸海水の取水施設をはじめ、水槽や建屋からなる養殖施設の整備を検討している。事業費は4500万円程度とみられ、県では事業費の3分の1を助成することとし、5月補正予算案に1500万円を計上した。

 地下海水を使ったマサバの陸上養殖は、県栽培漁業センター(湯梨浜町)が平成24年度から試験開始。地下海水は地下に浸透する際に濾過(ろか)されるため、マサバに寄生虫がつきにくく、一般に生食をしないサバを、刺し身などで食べられる付加価値がある。

 27年6月と今年3月には県とJR西が共同研究として、大阪などの飲食店で市場調査を実施。“虫がつかない”ことから、お嬢サバと名付けて試験販売したところ、「サバが生で食べられてよかった」「養殖による臭みがなく、脂ののりもいい」と好評だった。この結果を受け、JR西は事業進出の本格検討に入った。

 試験販売では同センターで育成した体長約30センチ、300グラムほどのマサバが主体だったが、岩美町での陸上養殖では体長四十数センチ、500グラムほどになる大型のマサバの育成も目指す考え。施設整備などが順調に進めば平成30年春にも、お嬢サバの出荷が始まるとみられる。

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