産経WEST

【野球三昧】阪神「不動」の遊撃・鳥谷 打順「浮動」の皮肉

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【野球三昧】
阪神「不動」の遊撃・鳥谷 打順「浮動」の皮肉

中日戦の落球では大目玉。今季の鳥谷はややエラーがめだつ 中日戦の落球では大目玉。今季の鳥谷はややエラーがめだつ

 阪神・鳥谷敬内野手(34)のバットがなかなか上向かない。その影響もあって5月21日広島戦(甲子園)に「8番・遊撃」で先発出場したことで、4番と9番を除いて全て経験した。開幕50試合足らずで打順がこれほど変わるのも珍しい。

 フロントが金で引っ張ってきた「大物助っ人」が使い物にならず苦悩する指揮官-という構図を思い起こさせる。「引っ込めろ」と怒る世論と「使え」という球団幹部の板挟みで、打順が漂流する-というパターンだ。開幕を6番で迎えた鳥谷は直後に25打席連続ノーヒットという自己ワーストを記録し、現在(5月30日時点)も打率2割4分1厘、4本塁打、23打点の低空飛行。推定4億円という高年俸も助っ人と絵がダブる。

 鳥谷の「漂流」がそれほど目立たないのは、本体のオーダーが固まっていないからだ。5月29日の巨人戦(東京ドーム)まで実に41試合連続で先発オーダーが変更。若手中心で指揮官自ら「今は固定しようがない」と言い切る猫の目打線で何とかチーム打率2割4分9厘(リーグ4位)、得点213点(同3位)をキープ。鳥谷の打順はそうした“やりくり野球”の象徴ともいえる。

「産経WEST」のランキング