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【ビジネスの裏側】任天堂NX“出し惜しみ” 肩すかし食らったマスコミ、市場での“出遅れ感”は否めず

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【ビジネスの裏側】
任天堂NX“出し惜しみ” 肩すかし食らったマスコミ、市場での“出遅れ感”は否めず

任天堂の決算会見で、次世代機「NX」を来年3月に発売すると発表する君島達己社長(右)=4月27日、大阪市中央区 任天堂の決算会見で、次世代機「NX」を来年3月に発売すると発表する君島達己社長(右)=4月27日、大阪市中央区

 WiiUの28年3月期のハード販売数は国内で80万台(前期53万台)で、発売以来初めての増加となった。昨年5月に発売した任天堂の独自ソフト「スプラトゥーン」が記録的なヒットを飛ばすなど、ソフトの好調がハードを押し上げたことは間違いない。

スマホ、VRで出遅れ否めず

 一方、スマートフォン向けゲームの市場拡大や仮想現実(VR)を使ったゲームの登場など、ゲーム業界がハードの技術面で大きく変わりつつあることも、NXとは無縁でなさそうだ。

 君島社長は会見でこうも語っている。

 「ゲームは日用品のように市場が最初からあるものではない。今までと違ったものを提供しなければならない。どれだけ驚きを提供できるか。NXはハード、ソフトの一体型で、新しいコンセプトの遊びを体験できる」

 ソフトの充実とともに、NXの成否を左右するのは「新しいコンセプト」、つまりハードの設計だ。

 18年に発売されて歴史的なヒット製品となった、WiiUの旧型機「Wii(ウィー)」は、テレビ画面とリモコンの無線通信で直感的な操作を実現。楽しんで運動できて日常生活に取り入れやすい「WiiFit(ウィー・フィット)」などの斬新なソフトとの組み合わせで、ゲーム人口を拡大した。

 NXについては内容が一切明かされていないが、ファンの間では「スマホと連携するのでは」との見方がある。ソフト開発のある企業関係者も「スマホと家庭用ゲーム機がうまくつながって遊びが広がっていく状況を生み出してほしい」と期待する。

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