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【オバマ大統領広島訪問】被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露

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【オバマ大統領広島訪問】
被爆の父「恨むな…感無量」米で平和活動の娘「何が起こったか感じて」…核なき世界待つ父娘が思い吐露

オバマ米大統領の広島訪問を前に、原爆について語り合う被爆者の美甘進示さん(左)と次女の章子さん=26日、広島市東区 オバマ米大統領の広島訪問を前に、原爆について語り合う被爆者の美甘進示さん(左)と次女の章子さん=26日、広島市東区

 渡米から20年あまりがたった22年、留学先のフランスの国際ビジネス学校で、友人たちに父の被爆体験を話した。多くの友人が感動してくれたことが、原爆を語り継ぐ平和活動を行うきっかけとなった。

 翌年、米国で平和団体を設立。毎年、広島と長崎に原爆が投下された8月6、9日に平和祈念式や灯籠流しを催している。

 サンディエゴ市は軍港で知られる都市だ。「今になって、なぜそんなことをする」。退役軍人や市民らから抗議が殺到することもあった。必死に活動を続けるうちに、そんな声は次第に影をひそめていった。

 オバマ氏の被爆地訪問を聞き、26日に帰省した。広島市内の自宅で、父と娘が核廃絶への思いを語り合った。

 「(オバマ氏の広島訪問は)感無量だが、すぐに核兵器廃絶は難しいだろう」。やけどの痕が残る右手を見つめながら現実を語る進示さん。章子さんは「かつて敵国だった日米が今、同盟を結んでいる。許し、分かり合い、協力すればいつか実現する」と応じた。

 章子さんはオバマ氏にこう期待を寄せた。

 「この広島で人間がどのように苦しい思いをしてきたか、何が起こったのかを感じてほしい」

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