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【伊勢志摩サミット】「メッカやエルサレムに並ぶ巡礼地に」 首脳訪問の伊勢神宮、神道文化の発信期待

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【伊勢志摩サミット】
「メッカやエルサレムに並ぶ巡礼地に」 首脳訪問の伊勢神宮、神道文化の発信期待

伊勢神宮内宮近くを警戒する警察官と待機する報道陣=26日午前8時49分、三重県伊勢市(竹川禎一郎撮影) 伊勢神宮内宮近くを警戒する警察官と待機する報道陣=26日午前8時49分、三重県伊勢市(竹川禎一郎撮影)

 日本の「調和」の心を世界に-。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の一連の公式行事として、各国首脳が26日午前、訪問した伊勢神宮(三重県伊勢市)。世界でテロの連鎖が続くなか、地元では今回のサミットを機に、「他者を受け入れる」神道文化の精神を伊勢から発信しようという機運が高まっている。

「IseJingu」表記に変更…遷宮1400万人のブーム、今も続く

 先進7カ国(G7)の首脳は午前11時前から続々と伊勢神宮に到着。内宮の入り口にあたる宇治橋のたもとで、安倍晋三首相が出迎え、地元の幼稚園児が各国の旗を振って歓迎した。

 最初に到着したのはフランスのオランド大統領。この後、英国のキャメロン首相やドイツのメルケル首相らが相次いで姿を見せた。

 最後に到着した米国のオバマ大統領は、園児らに笑顔で手を振ると、安倍首相と固く握手。2人は談笑しながら宇治橋を渡り、内宮へ向かった。

 「各国の首脳がみんなで神聖な伊勢神宮にお参りするのは素晴らしいこと。これを機に、メッカやエルサレムのような国際的な巡礼地になるかもしれない」。首脳の参拝を一目見ようと神宮周辺を訪れていた三重県津市の書家、若林信香(しんこう)さん(63)は、興奮気味に語った。

 伊勢神宮は平成25(2013)年、社殿を20年に1度建て替える式年遷宮で注目され、同年の参拝者は1400万人を超えた。ブームが一段落した27年も838万人と、過去6番目を記録している。

 伊勢神宮広報室によると、伊勢志摩サミットの開催が決定した昨年6月以降、海外メディアの伊勢神宮への取材は通常時の約10倍と急増した。広報室の担当者も「伊勢神宮が日本人の暮らしや精神と密接にかかわってきた歴史が世界に発信されるいい機会」と話し、対外的なアピール活動に力を注いでいる。

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